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8/16「サ・ビ・タ~雨が運んだ愛~」マチネ
三軒茶屋のシアタートラムは初めてだったのですが200席ちょっとという客席数な上に、HPで見るのとは違って階段状になっていて前の人の頭も気にならない作り。また規模の割には無料ロッカーやお手洗いの数も充実してました。

でも客席の椅子が固かったーーー!!板にちょっとクッションが乗ってるだけ、というほぼ直角に近い椅子は座っているうちにどーにも腰とお尻が痛くなってしまって…このツラさってデジャヴだなーと記憶をたどるとパルコ劇場の椅子を思い出しました。あれも辛かった…。休憩無しのの1時間40分という上演時間は短いかな?と思ってたんですが、あの椅子で2時間はもたないし、勿論ストーリーの長さ的にも丁度良かったです。
公式HPには告知が出ていないのですが、この日ロビーに「収録のカメラが入っています。ご了承下さい。」の張り紙が。DVD発売かTV放映の予定でもあるのかなあ。

で、作品の方ですが。普段大型ミュージカルばかりを好んで観ているので正直あまり期待をしていなかったんですが…これがすごーく良かった!!沢山笑って最後はジーンと泣けて…温かい気持ちで劇場を後にする事が出来る良作でした。

ストーリーのメインは家族愛…かな?
面倒見が良すぎておせっかいギリギリの兄と、それに感謝しつつも煙たい思いが勝ってしまう弟と…ベタな設定ではあるのですが、互いの感情のすれ違いそして和解がシンプルに描かれていました。笑いや歌の配分も丁度良かったです。

駒田さん演じる兄:ドンウクは両親が死んだ後、残された弟妹3人の面倒を見るばかりの人生を送ってきて未だに独身のしがない音楽教師。冒頭暫く駒田さんの1人芝居が続くのですが、観客の気持ちを惹きつけ、場をもたせる達者ぶりは相変わらず。

かたや育三郎くん演じる弟:ドンヒョンは末っ子で、高校時代にはピアノで賞を貰うほど才能があったが、突如漁師になって7年間も放浪していたやや問題児。
同じ弟役でも「ハレルヤ!」のカワイく素直なタイプではなく、ツンデレな感じがまた良いんですわ~(惚)。アーミーっぽいツナギに編み上げブーツという長身細身にお似合いな衣装なんですが、雨に濡れてきたという話の進行上、駒田兄が用意した服に着替える事に。これが何でこんなものがここに!な超トロピカルなムームー。またそれを駒田さんがちょっとはだけさせようとしたりするファンサービス(ヲイ)もあったり。
メインとなるナンバーは殆ど育三郎くんが歌っていた様に思いますが、ウットリと聞き入ってしまう歌唱力はさすがの一言。もっと色々な作品で見たいなあ。「ミス・サイゴン」後半から出れば良いのにと思ったり。

新婚カップルの家を訪問して場を盛り上げる出張コンパニオンをしているのに、バイト初日から家を間違って兄弟の家に乱入してくるユ・ミリ役が原田夏希さん。TVのドラマでは見た事があるものの、ミュージカルって大丈夫…?と思っていたのですが。
フワフワとカールした長い髪、スラリとした長い手足にカラフルな衣装、笑ったり泣いたりくるくる変わる表情……要はとってもカワイかったー。歌も想像より全然良かったです。ちょっと音程がブレる所はあるかなあと思いましたが気にならない程度だし。声量もあるしハリのあるキレイな声質で、高音まで地声でスパーンと出てましたし。駒田さん・育三郎くんとの重唱も遜色なかったです。
ややぶっ飛んだキャラなので、やもすると浮いてしまったりしがちですが、明るくて感情表現が豊かで…凄く魅力的でした。

物語が進むに連れて、駒田兄は末梢神経の病で音楽教師を辞めた事が発覚。更に育三郎弟も漁の事故で手に大怪我をして昔の様にはピアノを弾くことが出来ない事がわかる。
兄弟が互いの想いをぶつけ合った後で、どちらからともなくピアノを轢き始めて連弾になるんですが、これはこの作品の目玉ですよえ。駒田さんと育三郎くんの生ピアノ連弾ですよ~!?結構長いし2人ともあまりに上手だったので逆にホントに生演奏かと疑ってしまう程です。天は二物も三物も与えるのねえ…と思ってしまいました。

後はお客さんが参加出来るシーンがあるというのもアットホームな雰囲気で良かったです。通路際や最前列の一部のお客さんでは有りますが…。
作品のサブタイトル通り、舞台の背景にずっと雨が降っている設定になっているのですが、それ以外に両端に巨大なジョウロが備え付けられてまして。最端のお客さんが紐を持って良きタイミングを見計らって雨を降らせるお手伝いをしたり。

物語の途中でこの日が兄・ドンウクの誕生日だとわかって、ユ・ミリに頼んで急遽サプライズパーティーとなるのですが、最前列のお客さん何人かにキャストから直接クラッカーが渡されて曲の終わりに鳴らしてみたりと凄く盛り上がりました。
ただ客席に降り注いで来る風船は…物語中盤でああいう嵩張るものが客席に落ちてくるのはちょっと邪魔になってしまったかもしれません。というかお客さんのマナーの問題かもですが、隣席の人が落ちてきた風船を沢山抱え込んだ上に終始いじっていて気になったもので(汗)。

小劇場に相応しい、舞台と客席の一体感も味わえるアットホームな作品でした。
ただ穿った見方をすれば
「その歳でいまだ独身で、しかも病気を患ってしまって仕事も辞めてこの先どーすんだの兄」
「3Kな仕事の末に大怪我して戻ってきて同じくこれからどーすんだの弟」
「学校卒業後も就職出来ずにバイトをするも初日でクビになって先行きとっても不安な女性」
が3人揃って大丈夫??なんですけど、そこは互いを思い合う気持ちを大切に、一生懸命生きていけば良い事あるよきっとな感じで(笑)。3人の明るい未来を暗示する様に、舞台の最後には降り続いていた雨も止みますしね(笑)。

この作品ではカテコで色々なイベントをやっていたそうですが、ラッキーな事に私が観たこの回は「ドンヒョン・山崎 Special Performance???」というイベントタイトルが。
当の育三郎くんは「昨日突然スタッフさんに(明日は君のイベントカテコだからと)言われて何するか全然考えてないんですけど」と笑っていて、そこへ駒田さんが「じゃあ楽屋でよくやってるモノマネを」と煽って。

リクエストに応えて育三郎くんがやったのが「サ・ビ・タ」の兄弟再会シーンを「兄・ビートたけし、弟:えなりくん」で演じるというもの。もーーこれがめちゃめちゃ似ていて客席大爆笑!

途中から台詞もアレンジが加わって
「えなり)ボクは幸楽をつぎたくないんだよ」
「たけし)なんだとウチは中華料理屋じゃねーぞバカヤロコノヤロ」
とか。あああ…文字だとこの面白さを巧く伝えられないので動画がアップされないかなーとか期待してたんですが固有名詞出ちゃってるし橋田センセイの許可とかいるのかなあ(苦笑)。
とにかく私も涙が出る程笑いまして、あまりの客席の拍手喝采ぶりに育三郎くんは「なんか今日今が一番拍手大きいんですが…これで良いんですか?(笑)」と言ってました。

駒田さんと育三郎くんが出るという情報だけでチケットを取った作品でしたが、予想外の楽しいひと時を過ごすことができた「サ・ビ・タ」でした。






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