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5/9「シラノ」マチネ
世界初演のミュージカル「シラノ」観に行って参りました。
何をどうしてもネタバレるので折りたたみまして…。
まず何より音楽が素晴しいですねえ。
お持ち帰り出来る曲はCMでも使われている「ガスコン」位なんですが、
全体的に壮麗かつ迫力があって「ミュージカルを観に来たー!」という高揚感がある音楽の数々。
そして男性アンサンブルのコーラスが層が厚いというか、聞き応えがありました。

私の「シラノ・ド・ベルジュラック」に対する知識というのは、
四季「AOL」でローズとアレックスが半ばふざけて演じてる「断じて私ではッ!!」っというのしか知らないという有様だったんですが、
なんとなくもっと全編憂いに満ちている感じで悲劇に近いのかなーと思ってたんですが、笑わせてくれるシーンが多かったのが以外でした。

シラノは「大きな鼻の醜い容貌」という設定ですが、鹿賀シラノは正面から見るとむしろ非常にカッコイイ。
時代物の衣装がよくお似合いでしたが、詩を謡いながらの殺陣のシーンなんかはもうちょっと動きにキレがあると良いなあと。
嵩張る衣装なので動きにくいというのもあるのでしょうけれど。

とにかくシラノは殆ど舞台に出ずっぱりで歌も台詞も多くて大変そう。
ちょっとした台詞の間で笑わせてくれるのはさすが!と思ったのですが、
鹿賀さんは滑舌が…歌詞が聞き取り難い箇所が多くてちょっと残念。

朝海ロクサーヌはエリザでお目にかからなかったので初見だったのですが、お綺麗ですねえ。
顔がめちゃめちゃ小さい!浦井クリスチャンとの組合せも何の違和感も無く恋人同士に見えました。
でも歌は太めの声質だったので最初は見た目とのアンマッチにちょっと驚いたのですが、クリスチャンが死んで15年の時が経ってからの場面では逆にしっくり馴染んでいて、修道院でシラノを「彼こそ奇跡」と歌い上げる所は聞き惚れましたー。

今作で一番良い!と思ったのは浦井クリスチャン。
「この美貌~♪」とあれだけ自分で連呼しても全く嫌味にならず、愛嬌があって微笑ましくて。
その反面2幕でシラノの想いに気づいてからの演技は重みがあって。
ロクサーヌに気持ちを打ち明ける様にとシラノに迫る場面の歌が良かったです。

光枝ラグノオ、戸井ル・ブレ、綜馬さんのド・ギッシュ伯爵と脇もイイ声揃いでちょっと勿体無い感も。

「シラノ」自体を殆ど知らない私ですが、普通だとシラノに感情移入して感動するものなのでしょうか…。
観終わって1番の感想は「クリスチャンが可哀相」と思ってしまった私です。
クリスチャンだってロクサーヌへを深く愛していた事はシラノと同じだったのに、その気持ちを巧く「言葉」にする事が出来ない故に最期も幸せとは言えなかったと思うし。
ロクサーヌが手紙の主がシラノだと知った途端に何だかもうクリスチャンの存在すら形無しになってしまった気がして。

言葉の遣い方とか表現力ってある程度は教養によって培われると思いますが、そこから先は「才能」に拠るものだと思うし、それと「愛情」とは別問題だよなあと思ってしまったりして。
その辺りはやっぱりフランスのお国柄というか「恋を語れない男に価値無し」って感じなんでしょうか…。

浦井クリスチャンが自分の馬鹿さ(語彙力の無さ)を自覚していて、それがロクサーヌに知れたら到底愛を得る事は出来ないだろう事を真剣に悩んでいた感じだったので余計に哀れに感じてしまったのかも。もっと本当に「美貌と笑顔」だけの若者だったらそうは思わなかったんでしょうけれど。

あと女性ってやっぱり筆まめ…今で言うならメールをまめにくれる男性にはやっぱり弱いよねと。
まあ一歩間違えばストーカーですが(笑)。

しかし今回は席運の悪さに泣かされました…。
日生の1階席は前列に男性が座ると視界1/3が見えなくなります…。
お陰でクリスチャンの死もシラノの死も声だけの出演になってしまった(涙)。

あ、シラノの死と言えば最後の修道院のシーンの大量の落ち葉は「やりすぎじゃ!?」って思う程凄い量でしたねー。わっさわっさと降って来て。
舞台後方中央の階段にもこれでもかって程積もっていたので、鹿賀シラノがその階段を降りてくる場面は全て転んだりしないかとちょっとハラハラしたりするので、もちっと控えめでも良いんじゃないかなあと思いました。






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