スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


5/16「この森で、天使はバスを降りた」ソワレ
まだ5月ですが今期ベストかもと思える作品でした。
今まで観たクリエ作品の中では秀逸の作品かと。
歌えるキャストが揃っていたのでなんとなーく取ったチケットだったりしたのですが本当に素晴しかったです。

まず脚本が良いなあと思いました。
笑いと涙と感動の要素のバランスが良いし、思ったより歌が多かったのですが芝居の要素もきちんと入っていて。
パーシーの台詞で「心に本当に深い傷を追うと、傷が癒えていく間もずっと辛く苦しいものだ」みたいな台詞があって凄く心に残りました。
「明けない夜はない」とか「時間が全てを解決してくれる」とかはよく言われる言葉ですが、それって結果の側に立ってみて初めて言える事だと思うんです。
今現在辛くて苦しい想いを抱えている人にとって、リアリティの無い慰めよりも「共感」という事がどれ程救いになるものかと感じました。

ストーリー展開はテンポよく進むのですが、それでいて登場人物7人のキャラクターがそれぞれきちんと描かれていました。
それぞれが自身の過去や様々な想いから1歩前に進んで行く…満たされた気持ちで劇場を後にできる作品です。

そして曲も良かった!
メロディラインもさることながら、複数で歌うハーモニーが本当に美しくて。
また役者さんもちひろちゃんをはじめ、土居さんや藤岡くんなど美声揃いな上に声の相性も良くて鳥肌立ちまくりでした。
ああCD欲しいなあ。

キャストでダントツに良かったのは土居さん!
土居さんのあの歌声は神ですな。うん。
2幕でパーシーが過去の罪と心の傷を告白する場面の「WILD BIRD」は涙腺崩壊。
典型的な封建的夫婦関係の主婦の役柄なんですが、すごく可愛らしくて微笑ましくて。
それでいて女性の芯の強さの様なものもしっかり表現されていて。
歌だけでなくところどころでしっかり笑いをとっていく台詞回しや間も絶妙でした!


ちひろちゃんは「レベッカ」以上に出ずっぱり歌いっ放しでしたが、ヒロインの貫禄充分といった感じ。
歌もすごく上手になったなあと思いました(なんか上から目線ですが(汗))。
特に2幕で朝日に染まるギリアドの紅葉を見ながら歌うナンバーが良かったです。
客席に光が広がっていく様な…そんな感覚を覚える程。
元々ちひろちゃんの声質大好きなのですが、声量も豊かになっていて本当に聞き惚れました。

宮川ケイレブはとっても悪人面(コラ)なのでどんなイジワルを仕出かすのかとかDV男と化すんじゃないかとビクビクしてたんですが、割と常識の範囲内の行動で(笑)。芝居が進むに連れて精一杯虚勢を張って生きている不器用さが滲み出てくるのが良かったです。
しかし「♪不景気で契約突然打ち切られて~」的歌詞はこのご時勢身につまされますね…(苦笑)。

惜しむらくはチケットの売れ行きが芳しくないのか異様に招待客が多かった事。
本当に良い作品・キャストなのに拍手もまばらで客席があまり盛り上がらなかったんですよね…。
得チケも出てるし、是非沢山の人に観て頂きたい作品です。
…って楽まで後1週間無かった…。





管理者にだけ表示を許可する





TRACK BACK
TB*URL





Copyright © 王様の耳はロバの耳. all rights reserved.

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。