スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


10/11・24「蛮幽鬼」
1回目は1階席中程花道横。2回目は2階席最前で観たんですが…断然2階が良かった!
演舞場は足元が広いのは快適だけど前列との段差が少ないので、1階席だとどうしても前の人の頭で視界が分断されちゃうんですよね。
歌舞伎の演目なら仕方ないなと思えるのですが、新感線みたいに殺陣が多いと流れが寸断されちゃうので1階席は厳しいなと。

以下感想ですがどうにもネタバレるんで、大阪公演を楽しみにされている方は避難をば。

チケット2回分取ってて良かったーー!!
1回目で流れを頭に入れた上で、2回目で漸く話の繋がりが見えたというか。

何しろ1回目では果拿の国から帰ってくる船を出迎えているの武士と武士頭の蔵人が同一人物だと気づいてませんでしたから。

故に教義問答の前のシーンで、「己の信ずるに足るものを信じる」という飛頭蛮の言葉を聞いた蔵人が「一番聞きたかった言葉であり聞きたくなかった言葉だ」とか言ってる意味が全然わかんなかったんですねー(汗)。
凄く重みのある言葉である事は雰囲気で伝わってきたんですが、いまいち「?」と思ってて。
そうか…土門の口癖(座右の銘?)だったから、あそこで蔵人は飛頭蛮が土門だと確信したのかー。
とまあこんな重要な伏線ですら1度では理解できなかった私です。

2回観ても今ひとつ腹落ちしないのはサジの復讐心かなあ。
サジが土門を手伝ってたのって、土門を傀儡にして鳳来を以て果拿の国に戦を仕掛けて2つの国を両方とも滅ぼしてしまえーー!って事なんですよね?
サジが自分を裏切って罠にはめ様とした果拿の王とローランの族長達を殺すのは納得なんですけど、王を殺しても変わらない!果拿の国そのものを滅ぼしてやるーーー!!と執念深く思い続けるのが何となく腑に落ちないというか。
何となくサジってそんな手の込んだ事って面倒で(笑)やら無さそうな感じもして。
だから策略なんて嫌いなんだとか言ってたし。
単に殺す事に意味があって、殺す対象が「人」より大きな「国」である程楽しいじゃない?って事かなあ。

しっかし今作のメインキャストの致死率高いなー(笑)。

そういえばラストでメインの土門・サジ・蔵人・刀衣・美古都以外にもその他大勢(他に言い様は…)が斬り合ってましたけど、王宮の兵士の衣装ではない全身黒の衣装の人達は誰だったんだろう…服装からすると蛮心教の仲間なんでサジの手下…?とも思ったんですが、サジは手下とか使う様な性分じゃないし。

とにかくメインもその他も「そして誰もいなくなった」状態なので、せっかく蔵人が「皆の者聞けー!!逆賊飛頭蛮、美古都大王が討ち取ったーー!!」とか叫んでも、皆死んじゃったから誰も聞いてる人いないようーーーとか思ったり。

今作のストーリーは復讐譚がメインになってるんですが、全編通して哀しみが胸に刺さります。
復讐という名の監獄に囚われてしまった土門も。
名を持たずに殺人機械としてしか生きられなかったサジも。
特にラストで土門が刀ごと美古都を抱き寄せる所がもう号泣。
11年という長い長い歳月の果ての、最期の抱擁があれって…(涙)。
その後の土門の「ああ…外の光だ…」という台詞がまた美しくて。

上川さん@土門/飛頭蛮は舞台で観るのは初めて(ゲキシネは鑑賞済み)だったんですが、いやーーーカッコイイ!!
舞台の中央が似合う、スケールの大きな役者さん…という言葉がピッタリな気がします。
口跡の良い声に舞台映えする体格。
特に飛頭蛮のあのボリュームのある白い衣装はマント萌えとしてはたまりませんな。
基本シリアスな役ですが2回目に観た時には良い意味で少し遊びも出てて。
飛頭蛮として浮名と再会するシーンなんかはかなり笑いを取りに来てました。

堺さん@サジは何といってもあの笑顔の威力が凄まじい。
激しい殺陣の最中でも花道全力疾走中でも常に「破顔一笑」の笑顔。
で、サクサク人を殺しちゃう。
それが最後に斬り倒したはずの土門が起き上がってくるのに「バカな…っ!!」と初めて動揺するのがまた印象的で。
殺陣は殆どやった事がないとの事ですが、特に遅いとかは感じなかったです。
振り付けは大分考慮されてるかなと思いましたが。首をひょいっと傾けるだけで敵をかわしちゃえるという(笑)。
少し気になったのはちょっと猫背気味っぽい姿勢だった事ですが…あれも役作りかなあ?
あの立ち姿だと佇まいからは殺気を感じなくて。いやそれがまたあの殺人笑顔とのギャップで良いのかもですが。

稲森さん@美古都は序盤では線の細そうな美しいお嬢さん風なのに、大王の位を継ぐ事を決意してからの存在感の大きさへの変化が素晴しかった。
1幕ラストで大王の豪華絢爛な衣装を身にまとって立つ姿のあの圧倒的な美しさ!
「エリザ」の1幕ラストを思い出すなあ。あそこで周囲のオペラグラスが一斉に上がってましたもん(笑)。

早乙女さん@刀衣は、いやーもうあの殺陣は垂涎モノですね。
難しい事はよくわかりませんが、どんなに激しく動いても体の軸がブレないというか。
美古都への献身と崇拝の中に慕情が見え隠れする様なナイーブさがあるのも良かった。

劇団員の皆さんもそれぞれ見せ場が合って楽しかった!
「五右衛門ロック」の時は客演が多すぎて物足りなかったので…。

じゅんさんは逮捕連行される所で
「ちゃんと弁護士つけてくれよ」
「あ、でもお金が無いので国選弁護人でお願いします」
それを断られると
「じゃあ建設会社の社長を呼んで下さい」
で客席大爆笑。
2回目の観劇の日はプロ野球CSの最終戦の日だったので、花道にて
「楽天負けましたーー!!」
「楽天にピッチャーくれよーー!!」
「マー君と岩隈だけじゃダメなんだよーー!!」
「野村監督お疲れ様でしたーーー!!!」
と芝居と全然関係ない事を叫んでました(笑)。

高田さんは相変わらず面白くて可愛くて芝居も歌もお上手で。
あのカタコトの日本語、一言発する度に笑いが起きるのが凄い。
監獄島で土門に助け出された時、まだ日本語喋れないはずなのに土門にキスを迫って断られると「減るもんじゃねーし」と食い下がってました(笑)。
それでいて土門の腕の中でこときれる所は本当に切なくて泣けた…。

まとまりなく書き綴りましたが…こうやって感想を書いていながら「また観たいなあ」と思える作品でした。
ゲキ×シネは行くと思います。DVDは…副音声次第かな(笑)。
来年は劇団30周年との事で2作の上演が決まっててめちゃくちゃ楽しみ!
チケ取り頑張るぞーー。








管理者にだけ表示を許可する





TRACK BACK
TB*URL





Copyright © 王様の耳はロバの耳. all rights reserved.

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。