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11/28「パイレート・クイーン」ソワレ(初日)
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というわけで「パイレート・クイーン」初日行って参りました。
上演時間は上記写真の通り、休憩25分を入れて2時間45分。

勝手に期待していた客席降りはありませんでした。
下手端に階段が設えられてましたが、客席で観ていた脚本や振付けのガイジンの先生方(←名前覚えろと…(汗))が挨拶の為に舞台上に上がる用で、初日限定かと思われます。
カテコの最後には客席を盛り上げようと思ったのか、祐一郎さんがその階段を降りてお客さんにハイタッチというまさかの事態もあったのですが、群がるお客さん達に身の危険を感じたのか(笑)時間が無かったのか、即戻ってましたねー。
祐一郎さんが客席降りした瞬間、場内から起こったのは歓声ではなく「えーーー!?」という嫉妬交じりの羨望の声だったのがなんとも…私も「えええーズルイ!!」と思ったクチです。ハイ。

以下ネタバレ含みますので折りたたみまして…。
まず第一印象。
お金掛かってるじゃないかーーー!!(笑)
「TdV」や「レベッカ」のガッカリ感が記憶に新しい中、これはウレシイ。
オケは舞台後方両端にいて、アイリッシュダンスのシーンではヴァイオリンとピッコロ(…かな?小さい笛みたいな楽器です)は役者さん達に混じって演奏するという演出。勿論それっぽい衣装を着てます。
舞台上は1段高くした傾斜つきの盆になっていて、場面転換もスムーズでストーリーの流れを妨げる事がありません。
衣装も豪華!特に涼風エリザベスは全身キラッキラ。
9割方は歌でストーリーが進み、音楽も耳なじみが良い曲が多かったです。

…なんですが全体に漂うこのアッサリ感はどーした事か…。
グレイスとエリザベスの女と女の戦い、的な部分は割と感じられたのですが、もっとドロドロした感じで盛り上がるのかと思ってたんで、ラストちょっと拍子抜け感も。
エリザベス自身の台詞の如く「今まで2時間以上かけて演じてきたのに数分の話し合いでアッサリ和解ですか!?」と。

後は主役2人の恋愛関係が薄すぎるのが盛り上がりに欠ける最大の要因かもと。
やっぱり祐一郎さんは生身の人間の恋愛を演じるキャラじゃないよなあ…。

2人の強い愛情の結びつきを感じられない故に、全てが薄くなっちゃう気が。

一族の未来の為にドーナルと政略結婚をする事で引裂かれる2人の切なさとか…。
7年も牢獄に投獄されてもなお屈する事の無いグレイスの心の強さとか…。
自らを身代わりにと申し出るティアナンの献身的な愛とか…。

このキャスティングではコッテリした恋愛模様はムリなのはわかってたんですけどね…
題材的には好みのストーリーなので惜しいなという思いがどうしても残ってしまったのが正直な所です。

ちなみに「スペクタクル・ミュージカル・アドベンチャー」という副題(?)がついてますが、
「スペクタクル」な要素も「アドベンチャー」な要素も皆無といって良いかと(苦笑)。

故に祐一郎ティアナンも(殆ど)踊らないし戦いません。
いや戦わないのはもしかしたら祐一郎さんだからの演出かな…という思いも脳裏を過ぎりましたが(汗)。
だってだって!!
産褥のグレイスがイギリス軍と戦うという超重要な場面に何故ティアナンが助けに来ないのだ!
いやーあれはツッコミどころだったですよ(苦笑)。
「♪君のそばで君を守る~」とか高らかに歌ってたくせにーー。

踊りの方はカテコの中でホントに数秒アイリッシュダンスを踊る所があるんですが、
その余りのもたつき様に私の周囲のお客さん(ろっく席だから多分もれなく祐一郎ファン)が一斉に吹き出して下を向いて笑いを堪えていたのがある意味壮観な光景でした(笑)。
その点キーヨドゥブダラは結婚式のシーンで見事に踊ってたのに逆にビックリしましたが。

祐一郎ティアナンの扮装はチラシより本物の方が断然スキだなあ♪
…と登場シーンで思ったその5秒後に「ドコから声出してんですかっ!?」な素っ頓狂な高音に腰が抜けそうになる。
なんかですねーこの作品やったらめったらキーが高いんですよ(汗)。
登場の第一声がアレなのは心臓にイクナイ。

でもティアナンのソロは2曲とも良かった~。
1幕の政略結婚してしまったグレイスを「それでも愛し続ける」と歌うナンバーはロングトーンも堪能出来るし。
2幕で「自らをグレイスの身代わりに」と歌うナンバーはしっとりと聞き応えがありました。
ただ…動くとやっぱり(爆)なので、2幕のナンバーだと手をマントの下に隠したまま歌うので妙に安心するという(苦笑)。

保坂グレイスと祐一郎ティアナンのデュエットナンバーのハーモニーはとっても美しい!!
声の相性が良いのかなあ。ウットリでした。
…まあ正直「声だけ」の方が心置きなくウットリ出来る感はありましたが(汗)。
身長差を気にしてなのか、祐一郎さんが1歩踏み出して膝を曲げた様にして歌うのがちょっと不自然なんですよね…。

あと正直な所1幕の祐一郎ティアナンの「若い青年」演技がどうにも笑いを誘われてしまふ…。
明るく笑ったり身軽に動いたりというのが、こちらの先入観もあってかどうもハラハラしてしまいまして(笑)。
失意のティアナンが「イヤだーーー」という感じで下手通路(舞台両袖に「MA」の時のような通路があります)に走り去る…その走り方が激遅っ!!!とか(笑)。ファンとしては愛あるツッコミが豊富に溢れる舞台でありますね。

でも2幕ラストになると役柄と実年齢が近づいているので安心できる感じで。
というか牢獄のティアナンの扮装!!髪型とあいまってあれはまさに「ジーザス」!!
しかも隣にはマグダラのマリア!!
…と多くの人が思ったに違いない。
祐一郎ジーザス…観たかったなあ。

祐一郎ティアナンだけで語り過ぎました(汗)。

元々保坂さん大好きっ子の私ですので、保坂グレイスは申し分なし。
四季やクリエとは劇場の規模が違うけど大丈夫かな…なんて思っていたりしたのですが全くの杞憂でした。

涼風エリザベスも超絶高音を見事に歌いこなしていて流石!!
ただところどころ声色がフランスの王妃様を髣髴とさせる所があって、ワガママ女王様っぽくみえてしまう場面があったのが残念。

キーヨドゥブダラは豪華衣装の立派ないでたちで存在感があって良かったーー。
族長として父としての包容力も感じられて。
1幕ラストのドゥブダラの葬儀シーン(炎に包まれるボート)の演出が美しくて好きだなあ。
でもあの盆の使い方、レミゼの1幕ラストにすごい似てるなーと思いました。
グレイス=アンジョの立ち位置、ボート=バルジャンのトランク。
まあそれを言うならドゥブダラの最期自体がまんまレミゼなんですけどね。演者一緒だから尚更(笑)。

禅ビンガム卿も相変わらず巧者で。
時代物の作品の中で浮かない程度の笑いをしっかり取りにきてて。
宮川ドーナルと禅ビンガムは今作の中で「憎まれ役」の位置付けだと思うのですが、同じ憎まれ役でもそれぞれ全く違うキャラが立ってるのが良いです。
いずれにせよ有能な女上司の下で働く男性って今も昔も大変だなーと(笑)。

「パイレート・クイーン」は12月にあと1回だけ観る予定です。





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