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6/23「サンセット大通り」マチネ
映画は観たことがなく、ストーリーもチラシに書かれているあらすじを読んだ程度のほぼまっさらな状態で観劇しました。

ALW作品にキャスティングされるだけあって、メインキャストの歌唱力の安定感はさすが。
でも逆にアンサンブルはちょっと迫力に欠けたのと歌詞がよく聞き取れなかったのが残念。

「オペラ座の怪人」の様に1度聞いたら頭から離れない音楽、というものではないですが、場面転換やアントラクトで流れる壮麗なメロディはさすがALWという感じ。
有村さんデザインの衣装も豪華で素敵でしたー。

しかしストーリーはもうとことん怖い(汗)。でもある種突き抜けてる感があるので暗い気持ちになるというよりはお腹にずーんと来る感じ。

以下ネタバレ含むので折り畳みまして…。
とうこさんのノーマ、もうド迫力。往年の大女優という役柄なので、歌のキーが男役の音域なのもあって声が響くこと。
女の執念の凄まじさと、愚かしい程崇高なプライドと、疑うことを知らない純粋さと…とても複雑な役柄ですが、全て矛盾なく内包しているというか…憑依系。
ただところどころ笑いを取りにきてる?な不自然さがあったのは演出なのか関西人の性なのか。

田代ジョーはストーリーテラーも兼ねていてほぼ出ずっぱり。
優柔不断なのか同情なのか愛なのか満ち足りた衣食住の為なのか…多分その全てが本音なので掴み処が無いジョーの性格ですが、最後は男らしかったなあ。
てっきりノーマに真実を告げてベティと逃げるんだと想像してたので意外でした。
次は「シラノ」のクリスチャンだそうで、若手ミュージカル俳優枠の主要な役を総なめという感じですね。「アンナ・カレーニナ」のアレクシスも有りそうだなあー。

彩吹ベティ、22歳はさすがに厳しかろうと(爆)。
初見だったのでよく存じ上げないのですが、声質がハスキー系なのかなあ。
評判通り歌はお上手でしたが、役柄的にノーマと対照的な「良い意味で地に足の着いた普通の若いお嬢さん」とするなら、他の女優さんでも良かったんじゃないかなあと。本来の個性とか魅力を出しきれない役柄な気がしました。

綜馬マックスは最初出ている事に全然気がつかなくて、「あの執事役の人なんか妙に目立つな」と思ったら綜馬さんだったという。目力半端ないっす。

しかしあのラストシーンは壮絶だったなあ…。ニブイ私はベールの裾がセットに引っかかってるよ!!後ろのアンサンブルさん外して外してーー!!って思ってました(苦笑)。

あれはジョーを殺してしまったショックで一夜にして真っ白…って訳ではないですよね?だってノーマのジョーへの愛は、冒頭で出てきたお猿さんへの愛と恐らく同じ種類のものだと思うし。愛情というより愛玩。

あの鬘はノーマがずっと過去の栄光という夢の中で、既に失った自分を演じ続けていたという意味だと思ったので、そう考えると一番恐ろしいのはノーマの執念じゃなくて、ノーマにそうあり続けさせてきたマックスだよなあと。
でもそのマックスも愛ゆえに騙し続けたのか、自分の「作品」としてのノーマを愛していたのか…多分後者っぽいし。

作品のキャッチコピーには「愛の悲劇」とありますが、沢山の「歪んだ愛」がもたらした結果であることは間違いないですが、ラストのあの満ち足りたノーマの表情を見ると単純に「悲劇」なのかと言われるとそうでもないという。

観終わった後に色々と考えを巡らせたりする作品は久し振りですが、でもこの作品はやっぱりリピートは精神的に辛かろう(爆)。





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