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10/29「AKURO」マチネ(前楽)

昨日は文化の日にも関わらず殆ど1日寝て過ごすという非文化的な生活を送ってしまいました。風邪気味だったのと、「MA」初日の余波で「私は何を求めて劇場に足を運んでいるのだろうか?」なんて事を考えてしまってダラダラと…まあその悶々とする思考の中で自分なりの答えを見つけることが出来たのは良かったのですが。

というわけで「MA」で色々とあった為に、すっかり遅れて今更感倍増ですが「AKURO」前楽について覚書をば…。



順序逆ですがカテコから。

通常のカテコが数回続いた後、舞台上に出てきた出演者が「なにやら手に持ってるな~」と思ったら、「レミゼ」のお花投げの如くそれを客席に投げてました~。私はどうやっても届かない1階席後方だったので指をくわえて見ているだけだったのですが(泣)。あとで見事キャッチしたお客さんをチラリと盗み見したらぬいぐるみでした。キャストに男の人が多い…つーか男だらけなので(笑)2階席まで届く遠投も何回かありました。



その後スタッフの指示で最前列のお客さんから順に舞台上に上がって、キャスト・演奏者1人1人にお花を手渡し!前方席で観れるのも羨ましいのに、その上キャストと触れ合えるなんて羨ましすぎるーっ!!公平をきす為にこういうのは後列のお客さんからってのはダメなの~?…時間がかかりすぎてムリですよね…わかってるんですけどあまりに羨ましかったのでつい…。

そんな光景を見守りつつ「私だったら誰に渡したいか?」と考えた所、即答で吉野さん!だったのでああ~私ちょっと吉野さんファンなのかもしれないと自覚しました(笑)。



その後プリンシパルキャストの簡単な紹介とそれぞれからご挨拶が。「結婚して下さーい」とか「おじいちゃん頑張りマース」とかそういう誰かさん(苦笑)みたいなネタ的なものは一切なく、皆さん非常に真面目で簡潔なご挨拶でした。

仕切りは当然駒田さん!その駒田さんによるキャスト一言紹介がさすがの面白さでした。



「なんだか去年からずっと一緒に居る様な気がします…吉野圭吾くん!」

「屋根ヴァ」に「TdV」に「AKURO」…確かに多いですねえ。それを全部観てるお客さんも相当多そうですが(笑)。それを受けた吉野さんがお客さんから貰ったバラ一輪をマイクに見立てて挨拶されたので客席からは笑いが。吉野さんとバラ…隣に駒田さん…ヴァンパイアウイルスがあああっ。あーヘル様とクコちゃんに会いたい…「MA」凱旋公演1ヶ月縮めて「TdV」やって欲しいですよ、ホント…。



「桃太郎役、坂元健児くん!」

あああみんなが思っていることを舞台上でズバリ言っちゃったよ、駒田さんってば(笑)。

サカケン兄貴も自覚があるのか腹を括ったのかわかりませんが、「パンフレットの写真と衣装が随分違うじゃないかと思われた方も多いと思いますが…桃太郎役の坂元健児です。」と笑いを誘ってました。



一番可笑しかったのは彩輝さんの紹介。

駒田さんが「ずっと女性だらけのメンバーで…」と話し始めたので、客席から(もちろん私も)「駒田さん、間違っちゃってない…?」の意がこもった「えっ!?」という声が。

すると駒田さんが「話はきちんと最後まで聞きなさいっ!」とお客さんを一喝(笑)。「女性だらけのメンバーの中でずっと演られてきて、今回は男性だらけの…と言おうと思ってたんだよおっ!」と嘆いてました。オチをキレイに決められなくて悔しがる駒田さんが好きだーっ!




本編の感想ですが。2回目の観劇で、初見で自分の落としたレポに書いた劇中のセリフが全っ然記憶間違っているという事に気がつきました…。ニュアンス、で捉えるにも程があるでしょと相当恥ずかしいです。うわああ。



こういう鳥頭人間に効果的なのはDVDなのですが…発売中止という事で残念ですねえ。私は予約していなかったのですが、予約者の方にも「著作権の問題」という以上の詳細は説明が無い様で…。「どこが著作権に引っかかった箇所なのか」を明らかにするのはまた問題があるのかもしれないですが、「事前のチェックは充分だったのか?防げなかったのか?」という点に関してはもう少し説明が欲しいところではないかなあと思います。東宝や四季の様に大きな組織ではない為、知的財産権の管理まで行き届かない実情は推察されますけれど…。



その話とちょっと関連して…観劇後から読み始めた高橋克彦さんの「火怨」を昨日読了しました。上巻を数十頁読み進めた所で「AKURO」のセリフと同じ文章を見つけてしまったのですが…。

イサシコの「人は貧しくとも生きていける。しかし貧しさに蔑みが加わればそれはもはや人の生活ではない。」「国は土地ではない。そこに住む人の心だ。」というあの名セリフです。本ではアテルイのセリフになってるのですが…明らかに引用(転用?)だから許可は取っていると思うので、これが今更問題になったわけではないと思うのですが。いやいや全く同じだったのでビックリしました。



この「火怨」、読み応えがあって面白かったですー!色恋沙汰は1滴2滴程度で男…いや漢ばっかり(笑)の話なのですが、それだけに舞台と同様熱くて最後は号泣です。

ただ本では田村麻呂が心底イイ奴だし、アテルイはヤマトに裏切られていないので、観劇前に読まなくて良かったなあと思います。読んでいたら絶対混乱したと思う…。単行本サイズで1,000頁ある中々の大作ですがオススメです!



全然舞台の感想になってませんが…今回も2幕の「もし生まれ変わったら…」の場面から号泣。構成的には四季の「李香蘭」の若者の辞世のシーンと似ていると思うのですが、私は四季の昭和3部作ではほとんど泣かないのです。それなのになぜ「AKURO」は鼻水出るほど泣けるのか?

私の勝手な感じ方では四季のはちょっとキレイに作り過ぎかなあと思うのです。「異国の丘」の遺言なんかは創作ではなく史実なんですけどね。個人的に、従容と死に臨んでいく姿よりも「AKURO」のリアルな熱さが性に合うんだと思います。

あのシーンで高麿と蝦夷達が踊る所…あれが相当ヤバイんですよーっ。目の前にあるのは死のみ。もはや希望はないことを充分に知っていながら、それでも仲間を信じ、自らの誇りを失わないあの光景は本当に美しいと思いました。



ヒトカの最期も2回目の方が泣けました。オタケや他の蝦夷達は自分達の信念に揺るぎの無い状態で最期を迎えますが、ヒトカだけは「やはりオタケが正しかったのか…」とヤマトを信じた自分を悔やんで死んでいくのですよね。蝦夷の中で最も穏やかで温和だったヒトカが最期にそのような想いを抱えて死んでいかねばならなかった事がものすごく辛くて。あー書いててまた涙腺が(苦笑)。



褒めてばっかりですが、2回目で余裕が出てくると「ここはもう少し…」と思う点もないわけではなく。

サカケン兄貴の高麿、ノンポリなキャラはかなり好きですしあの作品に必要な明るさだと思うのですが、2幕後半はもうちょっと重めな演技でも良いかなと。個人的にはアケシを庇って兵を斬り殺してしまうシーンを区切りに演技を変えて欲しいなあと。蝦夷を庇って朝廷の兵を斬った事=帝に逆らう逆賊になってしまった…ここが高麿にとっての分岐点だったと思うので。



後は田村麻呂と鈴鹿御前のシーンの歌詞の聞き取れなさが惜しいなと。音楽にかき消されてしまうのもあるのですが、彩輝さんの声質があまり通りがよくないのかなあ。ハスキーな声質自体はキライではないですし、むしろヒロインとはいえ都の貴族ではなく「蝦夷の女」なので透き通るような可憐な声じゃ役に合わなかったと思う位なのですが、もうちょっと歌声に安定感があればと。



今回公演数が15ステージだったそうです。初見だった公演2日目の時点でも相当感動した作品だったので、回を重ねて時には手直しを入れたらもっともっと成長するのかもしれないと考えると、やはり公演期間短かったなあという思いは残ります。

駒田さんがご挨拶の中で「この作品がTS10作品目で、次に演るのは再演なのか新作なのかわかりませんが…」と仰っていました。「AKURO」再演大希望!ですが、新作でも多分私観に行くと思います。TS常連の平澤さんがかなりお気に入りになってしまったので…(笑)。









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