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10/20「AKURO」ソワレ

週が変わってしまいましたが先週末金曜日に観た「AKURO」の感想です。



ウチの会社にはイントラに共有のスケジューラーがありまして。「10時-12時:営業本部会議」とか「15時-17時:○×会社訪問」なんぞという予定を入力するのですが、「18時-23時:その他」と「定時外に仕事以外のスケジュールを入力しておく」事でイコール「ああこの人はその日は予定があって早く帰るんだな」と暗黙の了解でわかる様になっているのです。

どういうわけか「AKURO」に関しては各種プレガの先行に外れまくりで平日ソワレのチケットしか入手できなかった為、随分前からこの日のスケジュールに「18時-22時:その他(定時退社死守)」と入れておいたというのに、急に打ち合わせの予定があーーっ!!しかも終了予定時間延長するし……打ち合わせの最後の方は「チケット…私のSS席…9,000円…」という事ばかり考えてました。仕事帰りのソワレ観劇はリスキーな事この上ないです。



時間をお金で買って、タクシーを使ったので開演には間に合いました。

この日は公演2日目とあって、ロビーにはお祝いのお花が沢山飾られていました。関係者からのお花ももちろん沢山あったのですが、目を惹いたのは「ファン有志一同」から各役者さんに贈られているお花でした。うわーなんか良いなあこういうの!応援する気持ちをこんな風に形にして表せるのってステキですねえ。私も贈りたいけど……あの帝劇の怪人さんは「花より団子(アイス・バナナなど)」でしょうか…などと考えてみたり。



大きいお花だけではなく、個人で送ったバスケットサイズのお花まできちんと飾られていてなんだか温かい気分になりました。さすが宝塚というべきか、アケシ役の彩輝なおさん宛のお花が一番多かった様な気がしました。この日客席にもいかにも宝塚!なお客さんがいらしてまして、かなり目立ってました~。



本編の感想ですが。もうとにかくめちゃくちゃ感動しました!号泣です…。

この作品には色々なテーマが込められていて、そのテーマは現代にも通じるものばかりでした。物事を多面的に見る事の重要性、「国」のあり方、戦争の悲惨さ、平和への願い、「信じる」という事……どれも文字にするとありふれた表現の様に感じてしまいますが、それらを体を使って表現する事で生じるエネルギーが有無を言わさぬ説得力を帯びていて…人が懸命にその「生命」を生きる事は何と美しいんだろうと…柄にもない事も思ったりしました。



後とにかく立ち回りがものスゴイ迫力!私は初TSだったのですが、これはTS作品に共通したものなんでしょうか?もー舞台狭いってば(笑)!朝廷の兵が槍を振り回すシーンではお互いぶつかってましたからね。危ないよー。もしかして公演期間が異様に短いのは、あまり長くやると怪我人が出るからですか…?



個人的には大感動の舞台だったのですが1つ気になった事は、歴史に興味の無い人はもしかしたらわかりづらい単語や言い回しがあるかもなあという事です。「すめらみこと」とか耳で聞くとわからない人がいるかもしれないですね。私は高校生の時に「天上の虹」にドハマりし、元々の歴史好きに加速がついてとうとう大学で日本古代史を専攻するに至った古代史オタクなので大好きな世界でしたが(笑)。



以下ネタバレ含む感想なので隠します。

あ、ネタバレと言えば……これから行かれる方でネタバレNGの方は開演前にパンフを読むのは止めた方が良いかと。役者さんのコメントを読むとネタバレどころかオチバレしまくってました。いいのか?(苦笑)


◆安倍高麿/坂元健児

最初「誰だ上演中に喋ってるのは!!」と思ったら坂元さんでした(笑)。客席からご登場とは…最近流行りなんでしょうか、この手の演出。

坂元さん演じる高麿は朝廷側の人間でありながらとっても真っ直ぐな心の持ち主なのですが、あの伸びやかな歌声がまさにピッタリ!!あ~やっぱりサカケンの歌はいいなあ。あの歌を聞く為だけにお金を払っても良いと思える声ですよねえ。

作品的にシリアスなんだろうなあ…と思ってたんですが、かなり笑いどころが多かったのが嬉しい誤算でした。坂元さんコメディセンスありますねえ!侵入者に慌てるあまり刃じゃなくて鞘の方を向けちゃったり(お約束ネタ(笑))、蝦夷に捕まって「安倍高麿と…申しマース!!」と声裏返っちゃったり。コメディって一番難しい芝居だと個人的には思っているのですが、きっちり笑い取っていてスゴイ!



そんな素直でお茶目な高麿が2幕後半でアケシに「私の子を生んでくれ!」と超ど真中剛速球ストレートを投げたので猛烈に動揺した私です(汗)。いやいやわかるんですよ。あのシーンは生死の切所であって今更「愛している」だの「夫婦になってくれ」だの悠長なことを言っているバアイでは無いという事は。明日はもうこの世にいない事がわかっていて、子孫にヒタカミの大地の未来を託したいと言う切実な願いも。……でもビックリしました(笑)。



◆坂上田村麻呂/今拓哉

和製ジャベールーっっ!!あの竹製のムチ(?)を手に持って威嚇するお姿がジャベにしか見えません(笑)。そしてカッコいいんだこれが!

今さんのお衣装は白・赤・金・紫などの華やかな色で、頭にはどこかのアニメのキャラみたいなスゴイ被り物をお召しになっているのですが……一般人なら笑えてしまうそんな衣装に違和感ないのが凄いです。結論=長身イケメンに着こなせない衣装は無い(笑)。

ラストで高麿に「鬼はあなたの心の中にいる!」と言われて瞬間的に動揺の色が走るのも、バルに救われたジャベを思い出させます。その後自らの動揺を隠すように高麿に斬りかかる田村麻呂が痛々しかったです。きっと蝦夷との戦は終わっても、彼の心の中に平穏が訪れる事はなかったのだろうと…。



◆謎の若者(アテルイ)/吉野圭吾

「謎の若者ってことは中性的なミステリアス系?」と勝手に妄想していたのですが、フツーの兄ちゃんキャラでしたね(笑)。蝦夷でもなく朝廷の味方でもなく、さっきまでいたのに気がついたら姿を消していたり…属性がないという意味で謎の人物でした。

吉野さんは元々ダンス畑の人だし、歌が巧いとは言えないかもしれません。でも「ミュージカルは歌重視!」派の私ですが吉野さんの歌は不思議と全然気にならないのですよ。吉野さんってすごく求心力があるなあと思います。アテルイの最期のシーン…逆光になっていてお顔は全く見えなかったのですが、あれは吉野さんですよね?顔がわからなくてもつい目がいってしまう…本当にオーラのある役者さんです。もちろんお美しいお顔も堪能して参りましたが(笑)。



◆イサシコ/駒田一

ちゃんと人語を喋っている駒田さんがめちゃくちゃ久し振りだー!!…あんなにハスキーな声でしたっけ?焼酎焼けじゃないでしょうね(笑)?モーテルの時は気にならなかったという事は役によってある程度声色を変えられるという事でしょうか。うーんさすが芸達者。

芸達者といえば最後の蝦夷と朝廷軍の戦のシーン。イサシコの武器…縄の先に分銅がついているやつ…あれ弱そうだなー(爆)。舞台が狭い為に接近戦なのでめちゃめちゃ不利(苦笑)。それでもさすが駒田さん、ちゃんと敵の槍を辛め取ってましたが。





その他初見の役者さんだったのですが、オタケの平澤さんや源太の西村さんがキャラが立っていて印象的でした~。そうそう、高麿を裏切った源太に田村麻呂が褒美をやるシーン。「おおお!JCS~!!」と脳内で叫んだ私です。値段はやはり銀貨30枚なのですかあー!?

ヒトカの藤本さんはとりあえず…胸筋がすごいぞ!…というのはおいておいて。その体に似合わない(失礼)優しさがめちゃめちゃ切ない…。婚約者が敵方の将軍と結ばれ、捨てられて戻って来た時には目が見えなくなっていて話す事すらままならず…それでもアケシの側に寄り添い、朝廷を憎むのではなく平和を望む…あああなんてイイ人なんですかあなたは!!



2幕後半で高麿・蝦夷たちが「もし生まれ変わったら…」と想いを口にするシーン。それまで穏やかだった高麿が感情を高ぶらせて「(田畑を耕し、子を育て←大体こういう雰囲気の内容(汗))…そんな当たり前の事を…っ!!」と絶句した瞬間私の涙腺は大崩壊しました。「当たり前に生きて当たり前に死んでいきたい」というセリフもかなり堪えました。現代でもそれが叶わない人がどれだけ多くいることだろうと…。

他にも「お前の国はお前を裏切らないのか?」とか「信じる心を持たなければ本当の事まで見えなくなってしまう」とか…もっと記憶に残したいと思う、心に残るセリフや歌詞が沢山ありました。



実は帰宅後「もう一度観たい~!!」と思って楽日のチケットを譲って頂く事になったのです。1回目のこの日は坂元さんが2箇所ほどセリフを噛んでたり、アンサンブルさんが冒頭とラストでシンクロして言うセリフが聞き取れなかったりと、回数を重ねれば解決と思う点もいくつかあったので、次回観劇がより楽しみです。楽日挨拶も…ちょっと期待してますっ。



最後にアケシの姫役の子役さん。出番あれだけですかっ!?5秒位…?でも子役さんによるアナウンスはいいですねえ。あのカワイイアナウンスを聞いても携帯の電源を切らないようなヤツは人でなしですよと(笑)。そういえばあの子役さんカテコにも出ていたのですが、21時過ぎでも大丈夫なんですね。法律変わったのかなあ…。今パパが抱っこしてあげている図、がとってもラブリーでしたー♪





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