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6/23「レ・ミゼラブル」マチネ~その2~

前回初めて祐一郎さん以外のバルジャンを観て(@キーヨバル)予想以上に大感動してしまったので、祐一郎バルに感動できないカラダになってしまっていたらどうしよう…などと思っていたのですが、しょせんは私は祐一郎ファン(笑)。レミゼも好きですが祐一郎さんの方が好きなわけで、あの歌声を聞けるだけで充分に満足してしまったのでありました。



まずお楽しみのお帽子バルジャン!うわーやっぱりカワイイっ。おっきい小人みたいだなー(←日本語がヘン)。

そしてなななな何なんですかっ!?あの左肩から発せられる悩殺ビームは!!ただでさえボロい囚人服、年季を重ねて穴が広がっちゃったんでしょうか。いいぞもっと破れちゃえー!(オイ)

バルジャンの左肩から胸元にかけて衣装が大きく開いているものですから、キレイな鎖骨と白い肌に釘つけになるなって方が無理ってものです。そして今期の囚人バルは靴下無しの素足なので、座った時に覗く足首も細くってウットリ…。

仮出獄後の宿屋のシーンで暖炉にかざした手がにゃんこ手になっていてこれまたなんとも可愛らしい。宿屋から追い出される所では、群がる人々の間から祐一郎さんの頭だけがポコンと飛び出て見えるので、さながら「押すな~押さないで~♪」のジーザス状態です。



前回の記事で「祐一郎バルが細かい演技をしている!」と書いたのですが、まず気がついたのは燭台を貰うシーン。司教様から燭台を手渡された祐一郎バル、どこか遠くを見ている様な目がまるで子供の様で、目の前で起こった事の意味をなかなか理解出来ない様子が伝わってきました。

よく祐一郎さんは演技が…だと言われますけど、演技をしていないわけじゃないんだよなあと役者に対して非常に失礼な事を思ったりしました。ただひたすら体の使い方が不得手なんだと思う…。



市長様ルックですが、噂通りカツラが変わっていて、前髪が増えたので更に若返ってる!!しかもめちゃめちゃ細い。馬車を持ち上げる為に上着を脱いだ姿の時のおみ足のあまりの長さと美しさに顎が外れそうになりました。齢50を過ぎてますます美しい祐バル…奇跡だ!



「宿屋」のシーンでは「♪後は言うな1500払おう」でお札をテナのオデコに貼り付けていました。私はアドリブ拒否でも許容でもない中間派なのですが(「レミゼ」全体の内容から言えば些細な事だと思っているので)、このシーンを見ながら祐一郎バルジャンじゃなければこんなに笑いは起こらないんじゃないかなあと思いました。アドリブはともかく、立ち上がろうとしてテナ夫妻に押えつけられてしまう所でも、祐一郎バルは特別な事をしているわけではないのに笑いが起こってましたからねえ。場内の祐一郎ファン率の高さと、祐一郎さん自身の持っている空気みたいなものが笑いを誘ってしまうのでしょう。

リトコゼちゃんを抱き上げる所は今年も「おいでっ!ヨイショぉっ!」でした。素の祐一郎さんの声が聞けてめちゃめちゃ癒されるシーンなので大好きです。



演技で次に良かったなあと思ったのは「プリュメ街」のコゼットと相対するシーン。過去を知りたがるコゼットの頬に両手を差し伸べつつも触る事が出来ないあの距離感が、大人になってしまったコゼットとの心の距離を表している様でとっても切なかったです。

それが最後の「エピローグ」のシーンで、コゼットの頬に触れてその存在を確かめながら「ああ愛しい子よ…!」と呟くんだよなあ。再び距離を埋める事が出来たその時が別れの時だなんて…と先のことまで考えてしまい涙腺が緩みました。



祐一郎バルだけで長く語りすぎなので、最後に1つだけ。「エピローグ」の祐一郎バルジャンの何もか満たされたような安らかで穏やかな表情に大号泣でした。ファンテが上手からやってくるようになった演出の変更は凄く好きです。ファンティーヌの姿を見つけて輝きを取り戻すバルジャンの笑顔は、その向こうに司教様や神の姿を見ている様に思いました。長い人生の中で味わった様々なものがその瞬間に全て浄化されてしまったかの様に慈悲に満ちた清らかな顔。とても印象的でした。



以下初見新キャストを中心に幾つか。



今回今井ファンテ・山崎マリウス・安崎テナが初見でした。

今井ファンテ……線が細くて凄くお綺麗で、女工達に嫉妬されたり工場長から色目を使われるのも納得出来るのでキャラクター的にはファンテにお似合いと思います。でも…すごくキツイ言い方かもしれませんがこんなに抑揚が無くてつまらない「夢破れて」を聞いたのは初めてでした(汗)。1本調子というか音譜通りに歌っているだけと言う感じがしてしまって。あと何故かファンテのマイクだけエコーかかりすぎ…「夢破れて」の時点で既に世界の違う人みたいな違和感がありました。


「ラブリィ・レイディ」の「♪娼婦だってどぶネズミと寝ないわ!」でバマタボアを思い切り嘲笑してみせたりしていて、おっ新しいなあ~と思ったのですが、アル中である事はわかるのですが病気っぽく見えない(咳き込んだりしない)ので、その後病院にかつぎこまれて死ぬという展開が不自然な気が。見慣れていると先がわかっているのであまり気にならないとは思うのですが。



山崎マリウスは本当に素晴しかった~!!まず歌唱力がずば抜けていて「♪誰が導くか?誰がこの国を」の第1声からすごく惹きつけられました。

製作発表の写真などでは割とがっしりした感じなのかなあと思っていたのですが、想像していたより線が細くて、かといって優男王子様キャラという訳でもなく。要は非常にバランスが良いんですよねえ。

背もスラッとしていて目立ちますし、彼は幅広いジャンルの役をこなせるだろうなと思いました。「エリザ」のルドルフみたいな貴公子系もいいですし、意外とコメディもいけちゃいそうな。とりあえずは来年の「ミスサイゴン」で山崎クリスを是非観てみたいです。

若者らしい熱さ・一途さと同時に、ポンメルシー「男爵」らしい包容力のある落ち着いた佇まいも持ち合わせていて、アンジョルラスとはまた別の次元で他の学生達から抜きん出て見えるマリウスでした。

今でこそ泉見マリウスは好きですが、それはどちらかというと泉見さんの持ち味が好きだからという部分が多かったりします。何しろ泉見マリウス初見時の感想は「いやに落ち着きが無いマリウスだな」でしたから(爆)。

なので山崎マリウスこそが私が持っていたマリウスのイメージにピッタリですっかりお気に入りになってしまいました。



歌や雰囲気だけでなく、演技も細かくて且つストレートでわかりやすいのでマリウスの心情がビシバシ伝わってきます。今回初めて「恵みの雨」でエポではなくマリウスに感情移入して泣いてしまいました。大切な人の命が自分の目の前で失われていくのに、何も出来ない悔しさや虚しさ、時には自身への怒りにも似た複雑な感情に胸が痛くなってどうしようもなかったです。

手持ちチケを見直してみたら、山崎マリウスは後1回しか観られない事が判明。チケットを増やす時には山崎マリウスありきで検討しようと思います。



安崎テナの第一印象は「カッコイイ(外見が)テナだな~」でした。さすが元マリウスというか、あんな扮装ですがどことなく二枚目の面影が覗きます。

動きがちょっとオ●マっぽい感じで、私は「ジャック・スパロウっぽいなー」と思いました。あの気取ったなんちゃってモデル風の歩き方とかが似ているんですよ。なので厭らしさとか卑劣さはあまりなくて、飄々としているという感じでした。

歌も聞かせてくれますし、「なにかやってくれそう」な芝居っ気タップリな感じが良かったです。相手がモリクミさんだったので「結婚式」のシーンは盛り上がりました。正体がバレたのを誤魔化す為に、テナが夫人をさながらバレエの様にくるくると回して最後はなんとリフト!!……をしようとして当然無理で(笑)思いっきりよろけてすっころんで客席爆笑でした。



そして忘れちゃいけない「MA」でその魅力に遅まきながら目覚めてしまった(笑)今さんのジャベール。CDで聞きなれているのもありますが、今ジャベはリズム・音程に忠実に歌う所が好きです。今さん自身の真面目な人柄と相まって、法の厳正な遂行に生きてきたジャベールの信念を感じさせてくれるからなのですが、それが「自殺」のシーンで突然崩れるのが凄く効果的で。

「疑いを知らぬ…っ!!!」と歌わずに叫んでいた今ジャベ。こんな風に叫ぶ様になったのって今期からでしょうか。祐一郎バルジャンの「またあの地獄へ!!」と対を成すフレーズだったのもとても印象的でした。



そしてやっぱり警棒捌きですよねえ。「対決」のシーンの今ジャベの仕草はフェンシングを見ている様に動きが流麗で見惚れちゃいました。バルジャンへの飛び掛り具合も凄まじい気合の入り様で、どう考えても草食動物っぽい祐一郎バルジャンは勝てそうに無いんですけどね(笑)。



最後に書き残しておきたいのは伊藤グランテール。伊藤グランは自分の見せ場を知っているなあと思いました。勿論良い意味で。

ガブローシュが死んだ後1人慟哭するシーンを、ちゃんと舞台中央で存分に演じてくれたので、ああこれがあるから次のアンジョの「死のう僕らは死など恐れはしない!」が引き立つんだよなあとしみじみと思いました。レミゼという作品は全ての役の些細にも思える様なセリフや芝居が沢山紡ぎ合わさって作られていて、どれか1つでも抜けてしまうと途端に作品の力が損なわれてしまうというか、誰か1人だけ突出して巧い人がいれば引っ張れる作品ではないのだなという事を改めて思いました。

私はアンサンブルさん達まで観る余裕がないので正直なところそこまで実感があるわけではないですが、新キャストがまだまだ物足りないという意見がわかる様な気がしました。きっとまだ「自分の役の個性を全面に押し出す」事が出来ていないのだろうなと思います。

誰でも初めての時はあるしね……と思う一方で舞台稽古ではないのだから「成長に期待」では済ませられないとも思ったりして、いやはや難しいですね。



来月はベッシーバル・さとしバル・祐一郎バルを1回ずつ予定。今期素晴しく評判の良い玲奈エポ、SPキャストの歌穂エポ・禅マリウス、期待の新キャスト原田アンジョなど♪幸せは続くよ~なレミゼ観劇スケジュールです。





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