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6/10「レ・ミゼラブル」ソワレ(SPキャスト)~本編~





キャストの顔ぶれもかなり変わった今年のレミゼ。

私はまだまだレミゼ初心者なので、歌詞や登場の仕方等細かい事は覚えていないのですが、私にでもわかる変更点が幾つかありました。ネタバレの範疇になるかもしれないので一応フォント小さめで。



・囚人バルジャンがニット帽を着用。なにやらとってもカワイイ事になってます。そして帽子を被る事によって更に大男と化すバルジャン。ただでさえおっきなアノ人もこれを被るとしたらどれだけ目立つ事やら(笑)。「♪よく聞け仮出獄だ→自由なのか~」辺りで早くも脱いでしまうのでお見逃し無く~。

・仮出獄後のバルジャンが司教様に出会うまでに歌追加。お金は払うと言っても宿を断られ「犬じゃないぞ!」と吼えてました。「♪野良犬~泥まみれだ~」とリンクしている模様。バルジャンの可哀相度アップで良かったです。

・2幕冒頭で今までの音楽の前に何やら牧歌的(木管楽器っぽい)アレンジな「民衆の歌」が挿入されていてコケそうになる…。ぐわーーっと革命に向かっていく学生達の勢いがそがれる様な気がするこんなアレンジは…イヤ。

・バリケードでアンサンブルの学生のソロが増えていた。歌っていたのが誰かは…スミマセンわからず…。キャストが変わって一層見分けがつかなくなり、今回はまだグランテールしか自信を持って見分けられておりません(汗)。

・ガブローシュの最期の歌が丸々変更。ウロ覚えですが「♪10発なんとか~1発目は王様、2発目は貴族、3発目は司教と司祭、4発目は警察署長~」で撃たれて瀕死となり「1・2・3」ダーン!!(←注:銃声)で死ぬんですが、1・2・3って…撃たれるのを待ってるみたいだし何より猪●っぽくて泣けるどころか笑ってしまった…(死)。

あとレミゼの中では「司教」ってバルジャンの人生を変えた人なのに、その司教(別にミリエル司教を特定して使われているわけじゃないですが)って単語が弾を投げつける相手になってるのが、個人的にはとっても違和感。

・「カルーセル」がフレーズ追加でロングバージョンに。このシーンあまり好きではなかったのですが、「♪教えなかった死ぬ事など…」という歌詞が切なくて良かったのでこの変更も好きかなあ。




その他全体的な事で気になったのは音量が小さい事。マイクの音量絞ってるんでしょうか。新キャストの多いアンサンブルはともかく、岡アンジョや泉見マリウスの声まで充分に響いて来ないというのは如何なものかと。2階席だったからでしょうか。1人レミゼが出来ちゃう様なリピーターならともかく、初見のお客さんは歌詞が聞き取れずただでさえ展開が速い芝居が一層ワケワカメになってしまうのでは…。「MA」の時の体中に響き渡るような声量がちょっと懐かしい。



今回の指揮者は四季ファンならご存知の若林さんですが…役者の演技や観客の拍手にタイミングを合わせて下さらないのでしょうか…。師匠さんの様に煽り過ぎと言われてしまうのもなんですが、普通ならショーストップになる様な客席の拍手喝采にもお構い無しで次の曲に移っちゃうので、存分に拍手できずにちと消化不良。



一番イヤだったのは「ラマルク将軍が死んだ」→「♪ラマルクの死、その死を無駄にしてはならないーー!!」の間が全然無かった事。あそこはついさっきまで意気揚々としていた学生達が「お終いだ…」的にガックリとうなだれるのをアンジョが奮い立たせる様に歌いだすから意味があるのにいーーー。今のままだとラマルク将軍の存在意義そのものがアブナイ…。



キャストの方では今井バル・鹿賀ジャベ・岡アンジョ・泉見マリウス・阿知波マダムテナが印象に残りました。要はベテラン勢ばかりですが(汗)。新キャスト含めその他は、うーん特に可もなく不可もなくであまり印象に残っていないのが正直なところです。



以下キャスト別に雑感を。



今井バルジャン

何しろ祐一郎さん以外のバルジャン初観劇だったもので色々とカルチャーショックを受けてきました(笑)。



他のバルジャンはツーロン徒刑場で結構真面目に働いてるんだとか

掘り返した土でお山を作って遊んでるのは祐一郎バルだけなのかとか

銀の燭台が入った袋を放り投げるのはやっぱりヘンだよ祐一郎バル…とか

馬車が暴走してきた時に逃げる気も(市民を)守る気も見られないのは祐一郎バルだけかとか

リトコゼちゃんの三半規管トレーニングをするのも祐一郎バルだけかとか




まあ色々あるんですが(苦笑)、「24653↑」の高音上げは噂に聴いていて知ってのですが「One Day More」の1回目の「♪明日はー」も音程違ってますよね。聞きなれてないのでビックリ&新鮮でした。

全編通して愛に溢れる優しい仕草に涙を誘われたのですが、1番良かったのはファンテの死のシーン。青パンフで今井さん自身も書いていらっしゃるのですが(私は終演後に読んだので、自分が感じた事がそのまま書かれていたのですごく驚いたと同時に嬉しかったです)、死の床にあるファンテの背中に回した手が震えてしまいなかなか抱きしめる事が出来ない様子が……うわーそれってファントムじゃないかーっ!



私は原作も結構好き派なので、バルジャンは司教様に出会って初めて「愛」に触れたのだと思っています。妹やその家族の為にパンを盗んだのは、愛と呼べるような余裕のあるものではなく生きていく為に必要だったからやった、それだけの理由だと思います。

それが司教様に巡り会って「人から愛される」初めての経験をした。そのバルジャンが今度は初めて「人を愛する」事を実感したのがあのファンテの死のシーンだったのかなと。あの手の震えは「愛し愛される事を知らなかった」という意味でファントムと同じものだなあと思いました。




しかもその直後にファンテは死んでしまうので、バルジャンの愛はその入り口で失われてしまったわけです。それ故にバルジャンの全身全霊をかけた愛がコゼットに向けられたのかなと。

ファンテの死の短い1シーンでこんな事がうわーっと脳内を駆け巡ってしまい、亡くなったファンテの手を握り締めながらベッドの脇でうなだれるバルジャンに涙腺崩壊。



あと「バルジャンの告白」の「♪約束をコゼットに言わぬと」辺りで、もうマリウスの顔さえまともに見る事が出来ない程打ちひしがれているバルジャンにも号泣。キーヨバルは背中の演技が切なくて哀しくて感動で(←なんだかもう訳がわかんなくなってます)とにかく最高でした!!



鹿賀ジャベール

私は鹿賀さん偏差値が低いので歌声から好不調を判断できなかったのですが、ちょっとリズムを崩すように歌うのは逆に鹿賀さんの特徴ですよね…?

歌声や体のキレという点では他の若いジャベールに譲ると思いますが、出てきただけで空気が変わるような威圧感が凄まじい!鹿賀ジャベは「自殺」でも笑わないし、人間らしい感情の揺れを殆ど感じさえないが為に、かえってバルジャンと対峙した時に見せる動揺が効果的かつ迫力があって目が離せなかったです。

印象に残ったのはファンテの逮捕の「♪それが神の御心なのだ」のシーン。他のジャベは野次馬の市民達に頭を下げつつ歌っていたと思うのですが、鹿賀ジャベは会釈しなかったのです。彼にとって法を行使する事は神の摂理に等しき当然の事であって、もはや「信念」というより彼自身が法と一体化している様なそんな感想を持ちました。



岡アンジョ

「伝説の」「華のある」など聞いてはいたのですがまさにリーダー!存在感が別格。血気盛んな学生達の中にいても、1人だけこれから起こるすべての事を見通せてしまっているかの様な落ち着きに、アンジョルラスの背負うものの大きさを見た気がしました。

エポの死で茫然自失のマリウスの肩を正面から無言でグッと抱くのが男らしくて良かった!

あと「♪死など無駄じゃないのか?偽りじゃないか?」の後でグランテールをじーーーーっと見つめる時間がもの凄い長くて、それが私の目にはジーザスとユダの姿に変換されちゃいまして(←前日のJCS観劇の影響大)…感涙。

岡給仕は職務に忠実で、まだどこかに食器類を隠し持ってるんじゃなかろうかと疑ってマダムテナのドレスをめくってまで捜索してました。



泉見マリウス

約1年ぶりの泉見さん。恋に一途な役が似合いすぎ!

「♪あああっ君の名前も知らない」で自分のおでこをベチっと平手打ちする演技に昭和の匂いを感じてしまい、この回の観劇で唯一噴きました(笑)。「♪僕はマリウス・ポンメルシー」と自己紹介する前には服の汚れを払ったり襟を整えたりと一生懸命身だしなみを整えていてしていて、思わず脳裏に髪の毛を撫で付け整えてお風呂場を覗き見する某助手のキャラがよぎりました。

「♪いつも夢ではない~」でコゼットと掌を合わせる時に、ズボンで手の汗を拭いてました。演技なのかどうなのかわかりませんが(笑)。これからますます暑くなるし、泉見さんは大変だなあ。今年もハンカチ王子になっちゃえばいいと思うよ!ウン。

泉見マリウスで一番のお気に入りは「ABCカフェ」のシーン。「♪絶望のい~」でグイーンと声のシフトチェンジをするかの様に歌い上げる所が大好きです。



阿知波マダムテナ

歌も巧いし演技はモリクミマダムテナに近い感じで客席の笑いを誘ってました。

何より良かったのは「なんだかんだ言いながら亭主にベタ惚れ」な感じがした事です。宿屋のシーンでテナが若い女のお客さんと踊ってるのを見て思わず嫉妬してたり。

カテコでは全キャストが舞台の前の方にせり出て挨拶している中、1舞台後方ど真中であの派手なドレスを翻しながら1人でずっとグルグル回ってパフォーマンスしてくれたりとサービス精神タップリでした。



岩崎ファンテ

意外と印象が薄かった…スミマセン(汗)。



菊地コゼ

小柄でめちゃくちゃカワイイ!声も綺麗で高音まできちんと出ていましたが、声量が足りなくて「心は愛に溢れて」では泉見マリウスが合わせてボリュームダウンしてました。…のに知念エポは絞らなかった為何やらアンバランスに。でも声量についてはマイクがついているのだから音響さん側でカバーして欲しいです。

でもただでさえ若いのに童顔なもので、年齢的に泉見マリウスでもギリギリかなあと(汗)。藤岡マリや新マリウスとなら大丈夫でしょうけど…禅マリウス…スーパーウルトラメイクでとにかく頑張れ!



知念エポ

歌は巧いし声も通るので「バリケード」の「♪惨めな今の私を見て」とか「恵みの雨」は儚いのにちゃんと歌が聞こえてきて良かったです。それにすごく可愛い…のですが、あまりに可愛過ぎるのが私のエポのイメージと合わなかったです。「私、本当は普通の女の子なんです。切ない恋をしているんです。可哀相なんです。」というのが全面に出過ぎてて、ぶっちゃけていうと演技がやや過剰に思えちゃったのですよね。うーん。

「♪心配してくれた~好きなの?私を」でマリウスの腕をビシッと叩いていたのが、「やーねーもう全く何言わせんのよ~」って感じでちょっとノリがおばちゃんぽいような…ゴニョゴニョ…



斉藤テナ

1幕冒頭で「あれ?何で労働者の中にお爺ちゃんが!?」と思ったら斉藤テナでした。お陰でテナが宿屋のシーン迄何処に出てくるか香盤表を見なくてもわかる様になってしまった(笑)。いやはや御年67歳とは!!「下水道」ではちゃんと学生を肩に担いでました。お見事!!

…でもちょっと苦手かなあ。独特の味がある、というのはわかるのですが歌が譜面を崩しすぎな気が。テナなので多少のアレンジは良いと思うのですが、個人的には斉藤テナのアレンジは許容範囲外でした。やっぱりMyベストテナは駒田さんだなあ~。



以上2007年レミゼ第1回観劇感想レポでした。





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